ピックアップ
植込みボルトめねじ部検査
 
紹  介
蒸気タービン車室や主要弁の植込みボルトは、ケーシングにめねじが加工され、そこにボルトが植込まれています。長期間運転すると締付け力に加えて高温・高圧環境の影響により、めねじ部が劣化・損傷します。
しかし、めねじ部の健全性を評価する有効な非破壊評価手法が従来はなく、ボルトを引き抜かなければ、健全性評価を実施することが出来ませんでした。
(株)PETと非破壊検査(株)では、超音波探傷技術のフェーズドアレイ超音波法を活用した、めねじ部の健全性評価方法を開発しました。
専用治具を使用することで植込みボルトを引き抜くことなく、めねじ部の健全性を定性的、定量的に評価することが出来ます。

フェーズドアレイ探傷装置(左)と専用治具(右)



めねじ部の健全画像


めねじ部の損傷画像

 
適 用 方 法
フェーズドアレイ探触子を専用治具に取り付け、ボルト周囲の走査でケーシング側めねじ部の周方向データを取り込みます。
また、得られた画像はデジタル化され蓄積されます。
画像による定性的、エコー高さによる定量的な管理ができます。
 

 
利  点
・植込みボルトを引き抜くことなく、低コストでの検査が可能。
・専用治具により、安定した画像を採取。
・デジタルデータの蓄積による、経年監視。
・エンコーダによる、データの正確な再現性。
 
損傷のメカニズム
 
特 許 出 願
【ねじ部の欠損評価方法】  中国電力(株) 非破壊検査(株) (株)PET 3社共同登録済
 
お問い合わせ
(株)PETエンジニアリンググループ直通  0836-44-3081
 
[トップページ]                        [一つ前に戻る]